上司の呼び捨ては社外と社内ではルールが違う？パワハラの原因になる？

社会人として、社会の常識、マナーを心得ておくことは大切ですよね。

でも新社会人にとっては分からないこと、あやふやなことがたくさん出てくることかと思います。
でも、とにかくまずは社会人としての自覚と持つことが大切。

学生の間はなんとなく許されていたようなことでも、すべての言動において責任が問われるのが社会人と言うことを自覚しないといけません。
なんとなく卒業して、働き始めた、という流れでこうなったような気持ちもあるかと思いますが、立場は違うのだということを社会に入れば自然と感じてくることに。

最初に気をつけたいことの一つとしてあげられるのが言葉使いではないでしょうか？
表現の仕方、そして人の呼び方。

上司の呼び方って役職をつけて呼べばいいのでは？と思いがちですが、社外と社内では違うということを意外に知らない新社会人が多いかも。

今回は、上司の呼び方、社外編、社内編としてご紹介いたします。
ちょっと不安だったらぜひチェックしてみてくださいね。

上司を呼び捨て 社外の場合は

社外で上司を呼ぶときは原則呼び捨てです。

社外の人と電話や打ち合わせなどで会話するときには、上司でも呼び捨てをします。
たとえ話の中に社長が出てきても呼び捨てにします。

例えば電話で「田中課長いらっしゃいますか？」と問い合わせがあったら、
「田中はただいま外出しております。」と言う具合です。

話の流れ上、役職をつけないと話が通じない等の場合は役職をつけて「課長の田中」というように呼びます。

普段は呼び捨てにできない嫌な上司のことは、ここぞとばかりにどんどん呼び捨ててやりましょう。
　

上司の呼び捨て 社内の場合は

一方、社内で上司を呼ぶ場合は、呼び捨てではなく役職名で呼びます。

「佐藤部長」、「田中課長」と言う呼び方です。

部長や課長が多い職場の場合は「佐藤部長」などと言うふうに、名前に役職名をつけて呼ぶ形が一般的。
役職だけだと誰を呼んだのかわかりませんからね。

また、同僚や先輩で役職がない方、または後輩に対しては「さん」付けで呼びます。

会社によっては、または上司によっては親しみを込めて「さん」付けで役職なしで呼ぶところも。


私が以前勤めていた会社の上司は、自ら役職名はつけないでと言われていたので、「〇〇さん」と、さん付けで呼んでいました。
会社の習慣、まわりに合わせるといいですね。

また自分に後輩ができても「〇〇くん、ちゃん」で呼んではいけません。
全て「さん付け」で呼びましょう。
　

上司を呼び捨てしたらパワハラされる？

上司を呼び捨てにしたからと言ってパワハラされるとは限りませんが、原則としてそして常識として、社内で部下が上司を呼び捨てすることはあり得ません。

また上司が部下を呼び捨てで呼ぶことはよくあることですが、これもパワハラには当たらないと言う人が多いようです。

ただし、上司が気に入らない部下だけを呼び捨てで呼んだり、などと言う行為があればパワハラとなり得ます。
　

社会常識として覚えることはたくさん

働き始めると仕事以外にも覚えることはたくさんありますね。

呼び方はについては、最初は戸惑ってしまいますが、社内でも、社外でも人の名前ですから一番使うケースが多いです。

社会人として恥ずかしくないように、また会社を代表している、と言うことを忘れないようにして日頃から言動に気をつけましょう。